久保田進彦、松本大吾「ブランドに対するアイデンティフィケーションの成立メカニズムの解明―ブランド・コミュニケーションの新たな展開に向けて」、2009~2010年度、400万円。ブランドに対するアイデンティフィケーションという考え方は、ブランド・リレーションシップやブランド・コミュニティといった現象を極めてうまく説明することができるものでありながら、既存研究がほとんど見当たらない。そこで、ブランドに対するアイデンティフィケーションの形成要因や形成過程について検討を行う。具体的には、ブランドに対するアイデンティフィケーションについて、①どのような要因によって形成されるのか、②ニッチブランドだけでなくリーダーブランドに対しても生じうるものなのかという点について検討したい。