ケーススタディ「広告キャンペーン 『リポビタンD』の巧みな戦略 ロングセラーブランドを構築」
日経広告研究所『広研レポート』267号、7頁。
大正製薬のリポビタンDは1962年3月に発売されたドリンク剤の草分けであり、ドリンク剤市場で圧倒的なシェアを誇る。その成功要因のひとつに同ブランドの特徴的な広告活動がある。そこで、ロングセラーブランドはどのように広告戦略に取り組むべきか、リポビタンDの広告戦略を通じて見ていく。大正製薬宣伝部への取材をもとに、特に「ファイト イッパーツ!」というキャッチフレーズと若手俳優2人が困難に立ち向かう広告表現を1977年から継続している点に注目した。