「インタラクティブ・コミュニケーション評価のための知覚相互作用性尺度の開発」、2011年度~2013年度、320万円。「企業と消費者との関係構築」を構築するにはインタラクティブ・コミュニケーションが重要だと言われるものの、先行研究ではその概念が曖昧に扱われてきた。そこで応募者は今後の広告研究の中心に位置づけられる、このインタラクティブ・コミュニケーションの本質である相互作用性を捉えるために「知覚相互作用性(Perceived Interactivity)」概念に注目する。この分野で最も論理的な説明を持つと評価できるJohnson, Bruner, and Kumar(2006)の測定尺度をもとに、より信頼性と妥当性の高い尺度の開発を試みる。加えて、複数媒体への適用可能性、知覚相互作用性の成果の探索的な検討を行う。