久保田進彦、松本大吾、「ブランド・コミュニケーションの新視角:同一化アプローチの可能性」
日本広告学会第40回全国大会、愛知学院大学
本報告では「ブランド・リレーションシップの実体をどう捉えるか」という、根本的かつ重大な問題について議論した。具体的には、①まずブランド・リレーションシップ研究における伝統的な考え方である「適合性アプローチ」(congruity approach)について説明し、②これと対比するかたちで「同一化アプローチ」(identification approach)とよばれる新たな視角を提示したうえで、③その有効性について実証的に確認した。