「『全国消費実態調査』を用いた所得と介護サービス利用の分析」
生活経済学会 第32回研究大会 県立広島大学
所得と介護サービス利用の相関をみると、単身世帯では低所得層では低所得ほど利用額が多く、中所得層は所得の影響を受けず、高所得層では正の相関関係があった。一般世帯では収入総額とは正の相関関係があった。貯蓄現在高が介護サービス利用に与える影響についてみると、単身世帯では貯蓄現在高と利用額には相関関係がほとんどなく、一般世帯は貯蓄現在高が多いほど介護サービスを利用する傾向にあった。