「リゾートウエディングの地としての軽井沢の軌跡‐国際避暑地誕生とキリスト教会結婚式に注目して‐」
明治時代に外国人宣教師が再起させた軽井沢。彼らはピューリタン的ともいえる素朴で簡易な別荘生活をこの地で送った。彼らが建てた軽井沢のキリスト教会は、結婚式会場としてもその存在を知らしめ、それが遠因となりわが国で非信徒の結婚式が教会で執り行われるようになった。こうしたキリスト教が深く関与する独自の文化や歴史が、リゾートウエディングの地として軽井沢を選ぶ理由として強く影響していることが示唆された。
『千葉商大論叢』千葉商科大学国府台学会
第51巻第2号