大学英語教育におけるICT活用
同一クラス内の学力格差の傾向、基礎学力・学習習慣を身につけていない層の増加傾向が続くと予想され、学習者の個人差に対応し、それぞれが英語力を伸ばし達成感を得られるよう、授業設計の工夫が必要である。こうした工夫としてICTの活用は有望な選択肢である。MoodleとBloggerの活用事例を中心に、動機づけおよび自律性促進の面でのICT活用の有効性を論じ、実践上の課題を整理し、課題解決への長期的、短期的な方策を示した。
『神戸海星女子学院大学研究紀要』第47号, pp.93-119