売り手と買い手という2者の交換関係を軸に進展してきたリレーションシップ・マーケティング研究において、その対象が「対」から「群」へと拡大、それに伴う分析アプローチも従来の相互作用型に加え、ネットワーク分析を援用した構造型、社会的同一性理論を援用したカテゴリー化型など新たな展開が見られている。本稿では先行研究を踏まえ、これらのフロンティア的アプローチの整理と広告コミュニケーションへの示唆を提示した。
【共同執筆者】久保田進彦、井上淳子、管野佐織、太宰潮、仁平京子、宮澤薫、山本晶
【担当箇所】「カテゴリー化型アプローチ」pp.14(35行目)~15(6行目)