「時間圧力と購買者の知覚リスク-注文住宅購買者の購買行動データの分析」
時間圧力が購買者の知覚リスクに及ぼす影響あるいは影響メカニズムを解明するため、時間圧力水準により変化することがわかっている購買者の情報処理行動を媒介とする概念フレームを設定し、共分散構造分析を行い検証した。その結果、モデルの適合度は受容可能なレベルに達し、設定した仮説「時間圧力は情報処理量を減らすことで知覚リスクを高める」「分析的な情報処理方法に変化させることで知覚リスクを低める」は支持された。
『商学研究科紀要』第65号、63‐76頁、早稲田大学大学院