「陳列効果研究の発展と今後の課題」
1960年代以降、主として店舗内消費者行動の領域で高い関心を持って研究されてきた陳列効果研究をレビューし、得られた知見や課題を整理し、今後の研究の方向性を示した。米国とは販売環境が異なるため、日本独自の店舗実験を行い、データに基づく独自分析が必要であること、また初期に見られるボトムアップ型と、その後のトップダウン型を融合させるアプローチが求められることを示した。
『商学研究科紀要』第61号、27-40頁、早稲田大学大学院