「クチコミはどのように語られているのか」
クチコミ発信の動機が採用される言語タイプを規定することを検証した。先行研究に基づき、クチコミ動機として「伝達目的」と「楽しい会話目的」を、クチコミの言語タイプとして「説明的言語」と「追体験言語」を設定した。ストーリーテリング研究の知見を参照し、楽しい会話目的の場合には「感情感覚的・追体験言語」を多く用い、伝達目的の場合には「論理的・説明的言語」を多く用いて語ると仮定した。調査1で仮説の整合性と尺度の妥当性を確認し、調査2で仮説検証を行ったところ支持する結果を得た。
『千葉商大論叢』第49巻、第2号、177-192頁、千葉商科大学国府台学会