「クチコミ発信の目標が語り手の対象評価に与える影響」
クチコミ発信が語り手本人の対象評価、中期・長期的な記憶、その後の行動(購買意向や推奨意向)に変化をもたらすのかを検証し、影響メカニズムを解明することを最終目標として、本研究では関連論文のレビューと仮説設定を行う。クチコミの内容により使用言語が決まり、言語特性によりセンスメイキング度に差が生じるため語り手のその後の態度や行動に影響が及ぶとするMoore(2009)モデルを発展させ、クチコミ発信の目標の違いが使用言語に差を生じさせ、対象評価やその後の行動に影響を与えると仮定するモデルを提唱する。
『千葉商大論叢』
第48巻、第1号、87‐100頁、千葉商科大学国府台学会