『遊・誘・悠の商品開発』
供給者主導で商品開発が牽引された時代から、顧客中心の商品開発の時代を経て、現在、顧客ニーズの質の再考が求められている。そうした問題意識を持ち、本書では新しい顧客ニーズの再考のキーワードを「遊び」「誘い」「悠久」の3つとした。担当した第1章では、消費行動の快楽的側面に注目すると消費行動は遊びと位置付けられると考え、遊びをデザインする商品開発を論じる前段階として快楽的価値研究を概観し、知見の整理を行った。
岩田貴子・塚田文子・中西眞知子編著 同友館 (担当:分担執筆, 第1章「遊をデザインする商品開発に向けてー快楽的価値研究の概観」33-61頁)