論文

基本情報

氏名 石井 泰幸
氏名(カナ) イシイ ヤスユキ
氏名(英語) ISHII, Yasuyuki
所属 サービス創造学部
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

現代の情報化における企業経営の可能性

単著・共著の別

単著

概要

超スマート社会はフィジカル空間とヴァーチャル空間を融合させ新たな人間の可能性を開花させていくものである。これは、2011年にドイツがIndustry4.0を策定する中で描かれた絵図であるが、我が国においても2016年に「第5期科学技術基本計画」から策定されたSociety5.0が目指す世界といえよう。しかし、その着地点は意を異にする。つまりIndustry4.0は産業を精鋭化し、Society5.0は社会そのものの可能性を切り開いていこうとするものである。
とはいえ、この二つの考え方は、超スマート社会のワードをもって様々なイノベーションを誘発させていくことになる。
これは、シュンペーターが描いたイノベーションとは大きく異なるものであり、それがクリステンセンによって新たな概念として提出されたのであった。それはまさに従来の「内から外」といったイノベーションのベクトルを「外から内へ」といった転換をもって、大胆な概念の修正をおこなうことでもあったのである。
本稿では、このようなドラスティックな思考的転換を分析し、超スマート社会の実態への接近を試みた。

発行雑誌等の名称

『産業経済研究』

巻・号・掲載ページ(移行用)

 

発行又は発表の年月

202103