「パウルス『意見集』(Ⅳ)」
2004年以来継続して行ってきたパウルスの著作への翻訳を介した検討作業の成果である。本『意見集』は著作の性質上さまざまなトピックスをランダムに扱っている感があるものの、ここでは主として相続とそれに関連する諸規定(遺贈や奴隷解放について、あるいは親等計算の仕方など)について解釈論が展開されているとみることができよう。
早稲田法学:早稲田大学
(第89巻4号)