「聞き書き・わが国における法史学の歩み(九)―佐藤篤士先生の法史学を語る―」
研究指導を仰いだ佐藤篤士・早稲田大学教授の学問・研究業績および教育活動等について、関係者の座談会と資料調査から時代背景を含め明らかにし、客観的にその意義を検討する目的で行われた。近代法継受以来のわが国における西洋法・ローマ法の研究・教育状況をふり返り、時代とそれを反映した学問について反省を含め整理するものとなったことで、当該分野におけるこれまでの成果と、今後に取り組むべき課題とが明白になった。
同志社法学会、『同志社法学』(64巻2号)