「パウルス『意見集』(Ⅲ)」
早稲田法学(第87巻4号):早稲田大学
『意見集』(Ⅱ)に引き続きパウルスに帰される著作から翻訳を行った。意見集の「第3巻」に入り、内容的には「遺言について」、「奴隷の審問について」、さらに「遺贈」についてと多岐にわたっている。Ⅰ・Ⅱと同様にInterpretatioについても同時に訳出することで、本著作についての後世の解釈も参考にしつつ、初の邦訳でもあることから、内容の理解と可能な限り正確な翻訳をつける努力をした。