第1から第7章までの第1部では、企業のマーケティング行動と環境との動態的な相互作用を理解するための枠組みを与えた。第8から第10章までの第2部では、一般読者が個別企業のマーケティング活動を理解するためのかつ個別企業のマーケターに指針を与えるための戦略的意思決定の枠組を提示した。第11と第12章から成る第3部では、読者が更に学ぶためのイシューを4つに絞り込んで論じ、経営診断学への扉を開いた。本書はマーケティングの事象・技法・理論という3側面のバランスに配慮して執筆した(328㌻)。平成11年 4月初版2刷