「日本生活保護制度的対象変遷及其特徴」
本論文は厚生(労働)白書を題材に、日本の生活保護制度の受給者が時代とともに変化し、生活保護制度の機能も時代とともに変化したことを明らかにした。分析により、稼働能力者に対して、日本の生活保護制度は包摂、排除、再包摂の過程をたどっていることがわかった。しかし、21世紀以降、非正規就業の増加により、就業保障を前提としている生活保護制度はワーキングプアに対して有効に対応できなくなったため、就業支援の必要性が生じてきた。
林閩鋼主編『社会救助理論与政策比較』(第5章)人民出版社(中国語)