参議院議員通常選挙に対する選挙無効訴訟ー最高裁判所平成29年9月27日大法廷判決ー
本稿は平成28年に実施された参議院議員通常選挙における議員定数不均衡訴訟に関する最高裁判所大法廷判決(平成29年9月27日)の評釈である。平成29年最高裁判所大法廷判決を検討することにより、選挙制度を策定する場合の立法裁量について、最高裁判所判決がどのように解釈しているのかという点が明らかにすることが試みられている。
千葉商大論叢
56巻1号1ー16頁