情報流通構造の「政策ネットワーク分析」
政策課題の多様化と複雑化が進むことで多様な主体が政策に参加し、その中で情報的手法と呼ばれるような政策の情報収集や公開の施策が必要となってきた。しかし情報を用いた政策の評価は十分に確立されてので、既存の社会ネットワークや政策ネットワーク論を統合した政策ネットワーク分析を考案し、情報流通構造を直接評価する方法を開発し、実際に評価した。あわせて、この手法を応用することで、コミュニケーション経路の変化により情報流通がどうなるか予測可能になるシミュレーションを行い応用の可能性を広げた。
日本公共政策学会 (出版:有斐閣)