環境問題に関わる支払意志について準拠集団の影響
環境経済・政策学会
環境問題には複雑で不確実な現象が多く、それに関わる問題に個人が単独で意思決定を行なうのに躊躇を招くことがある。また、そういう現象においては行動経済学では参照依存性、社会学では準拠集団論のように他者の意見を参考にする行動が多く見られる。そこで、環境問題のうち景観と容器のデポジットについてこうした他者依存の傾向が見られるか、アンケートを工夫しながら社会ネットワークの存在の影響を、日中の大学生の比較から分析した。