Disturbed vegetation reconstruction using the biomization method from Japanese pollen data: Modern and Late Quaternary samples.

Katsuya Gotanda, Takeshi, Nakagawa, Pavel, E., Tarasov, Yoshinori Yasuda.    日本列島における人為による植生の破壊を明らかにするため、花粉分析データを用いた定量的植生復元方法を改良し、表層花粉データおよび第四紀後期の花粉分析データを用い検証を行った。表層花粉データを用いたテストでは、復元率70％以上の高精度での再現に成功した。また、福井県三方湖で得られた過去５万年にわたる花粉分析データを用いた復元により、本地域周辺での人間活動による森林破壊を解明するとともに、最終氷期における短周期で急激な気候変動の影響と考えられる一時的なかく乱植生の成立を明らかにした。

Quaternary International