本書は大学において使用するテキストとしてまた実務界の要請に応えようとしたものである。原価計算は企業の経営管理に奉仕する会計分野であり、製造原価の計算はもとより原価管理のための原価情報が要求されるという立場から執筆している。第1章原価計算の意義と前提。第2章原価計算の目的。第3章原価概念と原価の分類。第4章原価計算の種類と形態。第5章費目別原価計算。第6章部門別原価計算。第7章総合原価計算。第8章個別原価計算。第9章営業費計算。第10章標準原価計算。第11章直接原価計算。第12章特殊原価調査。執筆者は佐藤俊徳と矢澤秀雄。矢澤秀雄が、第1章と第2章(1~20頁)、第7章、第8章、第9章、第10章(89~206頁)であり、138頁分担した。総頁数は296頁である。