本書は日本管理会計学会の企業調査研究プロジェクトの1つであるサプライチェーンマネジメント専門委員会で行った実態調査にもとづく研究である。分担は「SCMの管理会計的アプローチと今回調査の概要」(第2章)と「まとめと将来の課題」(第6章)の一部である。SCMの特徴、SCMの管理指標に関する先行研究を踏まえて、管理会計としてスループット会計の指標の活用と計算、バランススコアカードの利用を主張する。また、本調査の設問1~24をどのような考え方で設計したか説明する。執筆pp.19-58, pp.158-159, p.164。共著者:島津誠、竹本達広、秋川卓也。