物流コストに関する日米の研究を全部原価計算の方法から活動基準原価計算まで検討し、サプライチェーンの評価に役立つか考察する。線型の方法で解明することに疑問を提起した。わが国では、物流コストというとコストダウンの宝庫というのが一般的である。実際に42社の取り組み例を収集して分析した。プロジェクトで臨み、1社当たり1年間平均12億5千万円の物流コスト削減を実現している。ロジスティクスに関連する全領域を総力で改革している。SCMにおけるコストマネジメントでは、バランススコアカード、ベンチマーキング、取引コストの方法を検討した。会計による自己描写の本質に注目した。 共著者:阿保栄司、矢澤秀雄。分担執筆:5章物流会計の諸問題PP.95~114。6章コストダウンは成功したかPP.115~136。11章SCMにおけるコストマネジメントPP.245~272。