「固定資産の減損と税法との関係」
我が国の企業会計基準とIFRSとのコンバージェンスが進行する中で企業会計と税法との関係について、多様な観点から議論が展開されており、その中の一つの課題として、企業会計における固定資産の減損処理と税法との関係を考察したものである。固定資産の減損は経営者による見積り要素が余りにも大きいために、法人税法における課税の公平性や客観性の観点から、 その乖離は不可欠であるとの基本姿勢で取りまとめたものである。
『租税研究』(社団法人 日本租税研究協会)