「家計資産構成のフレームワークーソーシャルな資本主義と家計資産」
家計の資産構成については、昨今主に金融資産に焦点が当てられ、「貯蓄から投資へ」に関わる問題として議論されている。本論文は、統合ポートフオリオ理論の視点から、金融資産・実物資産・人的資産という三資産を家計の基本資産とし、今日までにこれらがどういう関係で我が国で展開されてきたか、そして今日のソーシャルな資本主義の時代におて、それがどのように変化していくか、について論じた。
『季刊 個人金融』一般財団法人ゆうちょ財団
vol.12 No.186-95