論文

基本情報

氏名 原科 幸彦
氏名(カナ) ハラシナ サチヒコ
氏名(英語) HARASHINA, Sachihiko
所属 千葉商科大学
職名 学長
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

カリフォルニア州環境アセスメント制度における戦略的環境アセスメントの特徴と効果

単著・共著の別

共著

概要

多島良、柴田裕希、原科幸彦 (計画行政学会・学術論文賞受賞)   米国には、1969年に制定された国家環境政策法(NEPA)の他にも、15の州においてNEPAと類似の環境アセスメント制度が存在する。中でも、カリフォルニア州環境質法(CEQA)は1970年に制定された、先進的な制度である。初めにこれと15州の制度と比較し、包括的な適用対象、行政部局の積極的な関与という相対的な特徴を明らかにした。続いて、CEQAと都市計画制度の関連を意識しつつ、行政部局の関与と市民参加に着目し、鉄道跡地の開発計画策定への適用事例を分析した。結果、複数部局のChecks & Balancesによる審査、柔軟性の高い市民参加規程と、訴訟との高い連動性という特徴を持つ制度が、情報アクセス・決定参加・司法アクセスの保証のもとで、独立で専門性の高い行政部局と活発な市民団体が存在することで機能していることが明らかとなった。

発行雑誌等の名称

計画行政

巻・号・掲載ページ(移行用)

Vol.31、No.4

発行又は発表の年月

2008/12