会社は問う「この人でいいのか」
『政策空間 Vol.10』政策空間
企業会計は、経営者が株主と最初に交わした約束を守っているか・いないかを伝える。公会計も、税の運用者が納税者と交わした最初の約束を守っているか・いないかを伝えなければならない。主権者にとってよい税の運用者であるかは、学歴や人柄や家柄によって判断されるのではない。均衡財政を維持したか・しなかったかにより判断される。税の運用責任者が将来世代に先送りした「将来の税金」を減らしたのであればよい税の運用者である。増やすのであれば、悪い税の運用者である。よい運用者に交代させればよい。