主権者でもある納税者にとって必要な税制度は、徴収しやすい税制度ではありません。コントロールしやすい税制度です。税制度は、「簡単であること」と「分かりやすいこと」が重要であり、税を預かる者の能力を敏感に反映することが必要になります。税を預かる者の税を運用する能力を納税者が評価できれば、税負担を小さくすることができます。税を預かる者に税を運用する能力がなければその人を再任しません。新しい可能性を選びます。新しく税を預かる者に税を運用する能力があれば、「子供の日」は「納税者の日」と同じ日になります。 さらに能力を発揮すれば、「納税者の日」は、4月になり、3月になり、2月になり、元旦に近づくことになります。「納税者の日」を、年を追うごとに早く迎えることができるようになるのです。こうして、名前だけの民主制だけでなく、納税者が税をコントロールする民主制を子供に残すことができるのです。主権者のための税制度を構築するのは、今ですね。