雇用慣行の変化と税制に関する理論的検証
我が国では、経営環境の変化に伴い税法制定時には生じえない事実が存在するばかりではなく、税法制定時には生じることも予想し得なかった事実が存在する。そこで、我が国租税政策のあり方に関して研究を行った。雇用慣行の変化による税法の問題点を研究したところ、税法の問題を解決するためには、我が国の課税ベースのあり方、所得区分に関して見直しを行わなければならないとの結論が導き出された。(P. 295~323)
千葉商科大学論叢
40巻4号