「真の情報活用能力を身に付けさせる日本型情報教育」
2009年改訂の高等学校学習指導要領における共通教科情報科の目標や指導内容には,我が国のすべての国民にとって「情報活用能力」は必須の力であるとともに確実に身に付けなければならない力である,というメッセージが込められている。このことを踏まえ,共通教科情報科は小・中・高等学校における情報教育の集大成として高等学校の教育課程に位置付けられた教科であり,生徒が高等学校を卒業後,変化の激しい社会を生き抜いていくために必要となる力である情報活用能力を身に付けさせることがねらいであることを論述した。
日本情報科教育学会学会誌