「小中高の情報教育カリキュラムの体系化の動向」
日本情報科教育学会全国大会(信州大学)
学校教育で身に付けさせる基礎力として,これまで「読み,書き,計算」の3つの力が共有されてきたが,これからのいわゆる知識基盤社会では,これに並んで4番目の力として「情報活用能力」がある。したがって,情報活用能力は国民が身に付けなければならない必須の力である。しかし,情報活用能力を身に付けるための教育課程上のまとまった時間が,小学校学習指導要領及び中学校学習指導要領には位置付けられていない。このことによる学校教育上の課題を明らかにし,その改善のための考え方や方向性について発表した。