「外国為替レート変動の影響に関する一考察-国際会計基準第21号をめぐる議論を中心として-」
本論文では国際会計基準(IAS)における外貨換算会計基準を主体にわが国の概算基準の改訂内容も含めて考察している。国際会計基準成立の歴史的経緯を概観した上で、換算の本質について検討し、外貨建取引と外貨表示財務諸表の換算で各論を論じている。その結果、換算理論については換算会計の領域のみで考察するのではなく、連結の理論も併せて検討することが必要であることを主張している。
千葉商科大学(修士論文)