大学生の性格における年代的変化
本研究では、千葉商科大学の学生の性格傾向の変化を、年代を追って、YG性格テストにより検討した。その結果、大学生の性格傾向は変化してきており、感情的な繊細さ、行動面における積極性のなさ、対人関係における消極性が増したことなどが、主な特徴として挙げられた。しかしこのような変化は、必ずしも否定的なものとは捉えられないことが示された。今後の教育を考える上で、このような性格傾向の変化を考慮に入れた生徒への対応を考えていく必要性が示唆された。
千葉商大紀要41巻3号(千葉商科大学国府台学会)