日本と韓国と台湾3カ国からの大学生107名をアンケート調査し,その結果を因子分析した。因子は3つあり,「クラス運営」,「学習者自律」,「過去の学習に対する反省」と名付けられた。3カ国の学習者は学習自律の意欲があるが,クラス運営を教員のものであると考えていて,その因子が強いので,第2因子の「学習者自律」がうまく働いていないと考えられる。したがって,教員の役目は自律を助けるために,学習者が責任を持って,クラス運営を考え行動するように仕向けなければならないと提案した。(英文)酒井志延(1番目)他3名,pp.97-121.