「日本の英語学習者の認知法略使用構造について」
日本リメディアル教育学会第7回全国大会,福岡大学
酒井は,日本人を対象にした英語学習の自律性や動機づけに関する先行研究から,7つの尺度からの62項目で構成した調査紙を考案し,語彙サイズで英語習熟度を測り,被験者を試験成績により,上・中・下位層に分類し,各層の英語学習に関する意識の比較を行った。その結果,上中位層は認知方略能力をある程度発達させているが,中位層そして下位層となるにしたがい,内的価値観を構成する要素が少なくなり,認知方略使用との結び付きも弱くなると報告した。