Historical and contemporary Schrifttanz: Rudolf Laban and postmodern choreography
20世紀の後半より、舞踊スコアは創作のための重要のツールとなった。そこでの舞踊スコアは従来の舞踊譜とは役割が異なり、それは再現する作品を記述するものではなく、作品を立ち上げるための道具として使われる。本論文では、この種のスコアを開発した現代舞踊作家たちが、共通してラバンの理論に依拠していることに着眼する。ラバンが舞踊譜の開発にあたって目指したことは、彼らポストモダンの振付家たちのもとは全く異なっている。それにもかかわらず、なぜラバンの理論は彼らに参照されたのか、その理由を解明する。
Dance Chronicle,
Vol.37 (Routledge)p. 288~p.311