創作と実践の間
パフォーミング・アーツでは作品を創作する人と実演する人が分かれている場合が多い。そのため作品制作には、創作と実演の間を結ぶ何らかのしくみが必要になる。譜はその一つに数えられるが、舞踊芸術では実際上、譜は利用されない。本論文では、筆者がフィールド・ワークによって収集した現代の代表的な舞踊作家の創作法を、この「間の領域」で何がなされているかということに注目して紹介し、現代制作論を展開した。
ゲンバノヒト(NPO法人インターフィールド)
vol.1