身体的コミュニケーションとリズム共調論をめぐって
「身体的コミュニケーション」といってまず連想されるのはボディー・ランゲージであろう。ボディーランゲージ研究とは「身体所作から記号としての身振り手振りを抽出し、そこにコードされた意味を解読すること」が中心的な課題となる。これに対置させて本論では、「身体的コミュニケーション」をコード化不能な「現在という時制のリアルな経験」として捉え、この第二の身体的コミュニケーション論(非言語コミュニケーション論)の理論的下地を整理した。
科学研究費補助金(基盤研究(B)(2))研究成果報告書
p.4-14