コンパクトシティ論と政策の経緯と展望 コンパクト・クリエイティブ・コミュニティと地域主権論に向けた詩論
コンパクトシティ論の展開、背景となった拡散型市街地の現実とそれがもたらしたもの、わが国のコンパクトシティ政策の展開、政策がもたらした結果(国内5市とシンガポールの調査結果)を概観し、必要とされる政策を論じた。今後の政策として、市街地の拡散を防ぐ地域のコミュニティ組織をつくり、コミュニティの生活・業務拠点(コミュニティ・ハブ)をつくり、歩行・自転車・車が融合する交通システム、駅とつながったまちなど、既成市街地の再生を進めることが必要で、そのためには地方が主権を持つ分権構造が必要であると議論した。
国府台経済研究
第25巻第3号こpp.11-87