塩原一郎『現代会計継承と変革の狭間で』 タイトル「監査の品質をめぐる研究の課題」
共著者:塩原一郎他監査をめぐる不祥事を受けて,監査をとりまく諸制度がアメリカを中心に大きく修正されている状況を,監査の品質の向上をはかる動きととらえ,これまでの監査の品質をめぐる研究を整理した論文である.監査の品質をめぐる研究は,エイジェンシー理論にもとづく監査の品質モデルを起点とし,そこから,監査人の技術的な能力を対象とした研究,監査人の独立性を対象とした研究,監査の結果を対象とした研究の3つの研究に分類できることを示し,今後の研究の方向を検討したものである.
創成社