カーター報告の研究
日本財政学会
カーター報告は、1966年にカナダで公表された包括的所得税のモデル提案である。学会発表では、カーター報告に関して純粋な租税論、実行可能性、現実の税制改革に与えた影響の3つの観点から評価した。とりわけ、カーター報告の主要勧告である課税ベース包括化と、個人所得税と法人所得税の完全統合に焦点を当てて報告した。