『カーター報告の研究-包括的所得税の原理と現実-』
1996年にカナダで公表されたカーター報告(Report of the Royal Commission on Taxation)は、包括的所得税のモデル提案として全世界の研究者が参加した租税論の傑作である。本書は、全6巻に索引を加えて2,695ページからなるカーター報告の主要論点を網羅的かつ体系的に検討し、包括的所得税の実行可能性に関して原理と現実の両面から追求した研究書である。
五絃舎