並行計算のコスト理論に関する研究
オブジェクト指向コンピューティングⅠレクチャーノート/ソフトウェア学第4巻
共著者:本田耕平 本論文は、並行計算におけるコスト理論の基礎を研究することを目的とし、計算におけるコストの時間的側面に焦点をあてている。まず、並行計算をラベルつき遷移システムとし、かつ、並行計算のコストをコストつき無限グラフという構造として定義している。その上で、プログラム間の様々なコストに関する順序関係と包含関係を示した。また、この関係を、様々な並行計算形式系に適用し一般化になることを示した。