李鴻章と近代中国対日政策の決定―1870年代を中心として―
1871年9月に締結された「日清修好条規」をめぐって日中間は四回にわたって行った外交交渉を通して、清王朝対日外交最高責任者の一人であった李鴻章の折衝能力と外国事情に対する理解などを分析し、清朝末期の外交舞台において中心的地位を示した氏の対日政策の特徴と問題点を検討した。
千葉商大紀要
第38巻第4号