「序章:大アジア主義に対する中国側の認識と批判」「第1章:清末政治家たちの『聯日』構想と対日政策の策定」「第2章:『申報』の対日世論から見る日本イメージの変遷」「第3章:『愛国』と『売国』のはざま」「第4章:植民地における『共存共栄』の現実」「第5章:アジア主義への超克」「終章:さまざまな『亜洲夢』」及び「附録:中国において公刊・公開された『亜洲主義』『大亜洲主義』関連主要学術論著」など基本構成を通して、日本で生まれ、近代中国において基本的には受け身的ながら現れ、いろいろ変身や変化を遂げた「中国での」「大亜洲主義」のさまざまな流派と形態を整理・分析し、その数通りの具体像・それぞれの特徴・問題点を明らかにし、終章には百年来の「中国での」「大亜洲主義」の全体的流れの概観を試みた。