高校における教科「情報」や、大学における情報の基礎教育の中で、Wordなどを使った文書レイアウトや、図の作成が指導されている。 しかしながら、教員も含めて、デザイン的な基礎を無視した形で教育がなされている場合が多いのではないだろうか。人が読みやすい レイアウトや、図の描画方法があり、情報デザインという分野も 確立されている。ここでは、これまでデザインの基礎教育を大学の授業の中で行なってきた経験から、マルチメディアを扱う上で教えるべき必須の事項は何であるか提案し、議論する。また、Macintoshがそのような情報デザインに従った表現物の作成環境 として優れているかも報告する。