2025年度春学期のゼミナールでのアプリケーション作成プログラミング環境として、Python/fletを採用した理由は、Dart/Flutterや、Swift/SwiftUIを利用した宣言的なGUI(Graphic User Interface)プログラミングに対して、Python/fletによるGUIプログラミングは、旧来の手続き型になっていて、プログラミングの授業においてPythonを学んできた学生に教育するのに、教えやすいものとなっているからである。宣言的なGUIプログラミングでは、記号の特殊な使い方や、複数の括弧が組み合わさっていて、母体となるプログラミング言語に対して、追加の文法規則を随時教えていく必要がある。これに対して、Python上のfletでは、従来の手続き型になっているので、Pythonの文法を理解していれば、これまでのライブラリを利用する方式で、そのままGUIを記述することが可能になっている。また、fletはFlutterと同様に、作成したアプリケーションを、スマートフォンやWebを含めて、複数のプラットフォーム用に作成することが可能であるため、学生が将来アプリケーション開発に進むときの経験を与えることができる。ここでは、2025年春学期にゼミナールで行なった教育結果を元にfletの使い方および使用感について紹介する。